1779人が本棚に入れています
本棚に追加
神「さぁ、そこにいるのは分かってます。出ていらっしゃい!!」
神楽が倉庫奥の暗闇に向かってさけんだ瞬間、突風と笑い声が起きた
『ケケケケ!!見つかっちゃった~!』
石「うわぁっ?!」
姿は見えないが、自分の真後ろから聞こえる声に石倉君が驚いている間も神楽は冷静に話し掛ける
神「貴方に危害を加えられたという報告がありますが、間違いありませんね?」
『ケケ?そうそう、確かに俺の仕業だぜ~』
神「理由は?私が入学して以来、貴方は少なくとも直接人間に手は出さなかったはずですが?」
『ケケケケ!!それはアンタが一番分かってるはずだろ~?有能な副会長さん?ケケケケケケ!』
神「……やはりですか。
当たって欲しくない予想だったんですがね。
とりあえず、貴方は除霊させて頂きます」
『ケケ!そう簡単にやらせ………グワァ!?』
慣れた手つきで数珠を投げ付け、怯んだ隙に聖水をぶっかけた
『こ、こんなあっさりーー!!!!』シュゥゥーー
情けない叫びと共に煙の様に消えていく悪霊を見ながら呟く
神「まだ数えきれない程残ってるんです。貴方一人にそんな時間かけてられませんよ。さ、次いきますよ」
石「え?あ、はい……」
呆気に取られている石倉君を引きずり、次に向かったのはボイラー室
最初のコメントを投稿しよう!