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~生徒会室~
神「ただいま」
聖「おかえり~」
裕『お疲れ~』
シ『ご苦労だニャ~』
『お、お邪魔してます』
石「うわっ!?何でさっきの奴までいるんだよ!!」
『ひっ!ごめんなさい、ごめんなさい!!』
聖「ああ、ルカ君泣かなくていいから!石倉君!駄目でしょ?小さい子泣かせたら!!」
石「ち、小さい子?!
粕谷は姿見えるのか?」
神「石倉君も見ますか?
私の手に触れてみて下さい」
神楽の手に触れると、目の前にぼんやり影が現れ、それは徐々に人の形になり、最終的に膝を抱えて涙ぐむ8歳くらいの男の子になった
石「な、なんだ!?何でこんな子供がボイラー室なんかにいたんだよ?」
シ『ルカ君は、神楽が入学する少し前に学園へ迷い込んで来たニャァ。
で、そのまま結界で出られなくなって怖くて淋しくて悪戯してたんだニャ!』
石「ってこの声、生徒会室で暴れた……猫!?」
シ『猫じゃない!!猫又様だニャァァ!!』
裕『はいはい、見た目猫なんだから仕方ないだろ?』
石「こ、今度は誰だよ!
もう何がどうなってんだよ?!」
次々現れる幽霊達にパニックを起こす。しかしそんな彼を置いて話は進む
神「あぁ、無事に辿り着けたんですね?よかったです」
ル『うん!シノさんがね ニャ~ってして、裕司さんがおいでおいでしてたの~!!』
嬉しそうに話す姿は、忘れていたあの幼い頃の思い出の様に眩しく、その場にいた者全てが年を感じたらしい……
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