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そして、結末へ……
裏事情を知るはずもない石倉君は、自分の為に傷だらけになった神楽を複雑な顔で見ていた
石「なぁ、何で俺の為にそんなにまで……」
神「勘違いしないで下さい。生徒会として、困っている生徒を助けるのは当たり前です。
だけど… 石倉君は同じ役員、言わば仲間だと……思っているんですよ?」
石「新井………」
先程の恥ずかしい演技で何かが吹っ切れたらしい
神楽は新スキル、ツンデレを発動した!
聖(あー、無理!これは流石に……!!!)
爆笑を堪える聖の隣で、感動する石倉君
きっとシノさんがいたら空気をぶち壊す勢いで笑っただろうが、生憎本人は最後の仕上げの為不在
聖「と、とにかく部屋に戻ろう!神楽の手当てもしなくちゃ!!」
石「そ、そうだな!」
二人は神楽に肩を貸し、生徒会室……神楽と聖に取っては石倉君攻略の仕上げへと歩を進めた
×××××××××
屋上を出て数分、生徒会室が見えてきた時それは起こった
「ーーー!!ーー!」
石「何だ?なんか騒がしくないか?」
神(聖!)
聖(シノさん、上手くやったんだ。さぁ、正念場だぞ~)
小声で確認し合い、聖が何食わぬ顔で返事をする
聖「本当だ。んん?生徒会室の前に誰かいるみたいだよ?」
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