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仕方なく矢部君の作戦で行くことにした。
うぅ、恥ずかしいよぉ・・・。
校門のところに帰宅しようとしている男子がいたので声をかけた。
「あ、あのぉ」
声をかけると男子は振り向いた。
「や、野球部に入って❤」
若干前屈みになり胸を寄せて上目遣い・・・。
は、はずかしい・・・・。
「・・・・・」
きょとんとする男子生徒。
「・・・・・え、えっと・・・無い胸寄せてもあんまり意味ないぜ」
「う、うるさいっ!!!!!!!!!!!!!!」
「ぐはぁ!!!!!」
思わず男子生徒を半殺しにしてしまった。
「ほらほらほらぁ!!やっぱりボクみたいな胸が無い娘には無理だよ!!」
「予想外でやんす!!寄せても無いなん・・・・ぐはぁ!!!!」
再び矢部君を半殺しにしてしまった・・・・。
「な、なんなんだ一体!?」
口から血を流しながら男子生徒が立ち上がった。
「ご、ごめんなさい!!」
ボクは矢部君の頭を地面に叩きつけて謝った。
(冗談抜きで死ぬでやんす・・・・)
「・・・・あれ?」
男子生徒は目を見開いてボクの顔を見つめた。
なんだろ?
まさか誰かにいたずらされてボクの額に『肉』って書いてあったり!?
ちゃんと鏡見てから来ればよかったぁ!!!
「早川あおいちゃん・・・・だよね?」
なるほど、額には『早川あおい』って書いてあったのか・・・・
ってちゃうわぁ!!!!!!
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