1~ONE~

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仕方なく矢部君の作戦で行くことにした。 うぅ、恥ずかしいよぉ・・・。 校門のところに帰宅しようとしている男子がいたので声をかけた。 「あ、あのぉ」 声をかけると男子は振り向いた。 「や、野球部に入って❤」 若干前屈みになり胸を寄せて上目遣い・・・。 は、はずかしい・・・・。 「・・・・・」 きょとんとする男子生徒。 「・・・・・え、えっと・・・無い胸寄せてもあんまり意味ないぜ」 「う、うるさいっ!!!!!!!!!!!!!!」 「ぐはぁ!!!!!」 思わず男子生徒を半殺しにしてしまった。 「ほらほらほらぁ!!やっぱりボクみたいな胸が無い娘には無理だよ!!」 「予想外でやんす!!寄せても無いなん・・・・ぐはぁ!!!!」 再び矢部君を半殺しにしてしまった・・・・。 「な、なんなんだ一体!?」 口から血を流しながら男子生徒が立ち上がった。 「ご、ごめんなさい!!」 ボクは矢部君の頭を地面に叩きつけて謝った。 (冗談抜きで死ぬでやんす・・・・) 「・・・・あれ?」 男子生徒は目を見開いてボクの顔を見つめた。 なんだろ? まさか誰かにいたずらされてボクの額に『肉』って書いてあったり!? ちゃんと鏡見てから来ればよかったぁ!!! 「早川あおいちゃん・・・・だよね?」 なるほど、額には『早川あおい』って書いてあったのか・・・・ ってちゃうわぁ!!!!!!
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