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「え・・・?何でボクの名前知ってるの?」
よかった、額に『肉』とは書いてなかったらしい。
「え、覚えてない?」
「・・・・・う~ん」
ボクは男子生徒の顔をよく見てみる。
「ご、ごめん、全く覚えてないなぁ~」
「うわ、かわいそうでやんす、男子生徒A君はあおいちゃんの事を知ってるみたいでやんすよ?」
「おいこらメガネ君、俺にはちゃんとしたカーネルイチダースって名前があるんだよ!!」
カーネルが12個入りなのかな?
「メガネ君じゃないでやんす!!オイラにはちゃんとしたゴンザレスって名前があるでやんす!!」
あれ?
ボクのボケ、パクられてね?
「あおいちゃん、桐谷恭也(きりがや きょうや)って覚えてない?」
~2時間後~
「思い出したぁ!!!!!」
2時間の沈黙を破ったのはボクの叫び声だった。
「急に大声出すなや・・・」
「あおいちゃん、結局この男子生徒Aとの関係は・・・・?」
ゴンザレス君は未だに男子生徒Aと呼んでいる。
「えっと、恭君は昔同じチームで野球してた仲間だよ」
「そう、小学生の時だけどね、突然俺が転校しちゃったから何年ぶりかな?82年ぶりか!!」
「あはは、相変わらず恭君は計算が苦手なんだね」
(苦手ってレベルじゃないでやんす・・・・)
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