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「ったりめーだこら!!!」
銀侍は良華の頭をぐりぐり押した。
『先橋良華』。身長は高校生とは思えないほど小さい。とても可愛らしい顔つきで、よく女の子に間違えられる。銀侍の事が大好きな…ゲイだ。
「だいたい!!なんでいつもいつも俺の後ろをくっついて来るんだよ!!」
「ん?それはねー…銀ちゃんに変な女がくっつかないようにだよ??^^」
「おまっ…。はぁー…もういいよ…。」
「あーん!待ってよ、銀ちゃあーん。僕も行くぅ!!」
「…もぅどこへでもついてこいよ…。ぶつぶつ…」
良華と銀侍は、教室を出て行った。私と冬貴と志穂3人は、その様子をずっと見ていた。
「銀侍も気の毒だねー…」
ふっと志穂が呟いた。
それに続いて冬貴も…
「つか、あんだけ良華にアタックされて、気づかない銀侍もどーかと…」
「はは…。まぁねー…」
私はたいてい、今の4人と後の2人の6人達と一緒につるんでいる。
私はこの仲間が大好きだ。
皆私と同じで不良だし、私の過去の事も知っている。…私はこの仲間とずっと一緒にいたい。
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