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車の中ではたわいもない話。
約30分車を走らせて
着いた場所は星が見える高台。
「うわー!きれいきれい!」
「きれいだね。」
「愁さんに感謝ーw」
飛び跳ねて喜ぶあたしに
愁さんは真剣な顔で
口を開いた。
「ねぇ妃、俺と付き合って?」
「え、どこに?」
我ながらナイスボケ。
「違う、俺の彼女になって?」
…え、彼女?
「彼女?あたしが?」
「うん。」
「本気ですか?」
「当たり前でしょ。」
「ぢゃー、ひとつだけ
約束してくれます?」
「なに?」
「あたしが卒業するまで
エッチはしないって。」
「触るなってこと?」
「最後まではしないってこと。」
「わかった。」
「ぢゃー、恋人になります。」
「やったー///」
愁さんの笑顔が見れた。
やっと手に入れた。
この笑顔があたしの物になる。
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