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隼斗は目を閉じ何かを唱えている…
次に隼斗は両手を横に掲げた
隼斗が口を開く
「《転送》」
左手に青く光る球体が現れた
「これは俺の力の塊だお前なら正しく使ってくれるだろう…何って楓の…母さんと…俺の子…だからな」
そう言って青く光る球体を俺に押し込む形で身体にいれた
何かが自分の中に流れてくるとても暖かくそれでいて海に浮いてる様な気持ちの良い気分になった
次に隼斗は
「《転生》」
と口を開くと右手に白い球体が現れた
「願わくば争いのない時代へ…
我等の運命、宿命に巻き込まれない様に…」
ビシャ!
隼斗が吐血する
「俺も…いよいよか」
隼斗は自笑気味に笑った
「俊哉、仲間を…信じ会える仲間を作れ、そして信じた仲間は信じ続けろ…真っ直ぐに、ただひたすらにな…それが最初で…最後の…父さんの教育だ…」
そう言って白い球体を身体に押し込む形で俺の身体の中に入れた
急に目の前が真っ白になった
前方に光が見えるあ
あそこに行きたい
ふとそう思った
光へと進んでゆく
次第に眩しい程の光に包まれて意識を失った
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