ホワイトデー☆パニック

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「まぁいいや、ナオキが楽しいなら…。で、その短編イベント、お題とか縛りとかってあるの?」 「なっすぃんぐ」 舌を軽く噛みつつ即答するナオキ。 「それはそれで困るねー。で、ナオキはお題、決めてるの?」 「ん、時期でもあるし、ホワイトデーでいこうかな、って」 「じゃあテーマはホワイトデーで決まりね。ジャンルはどうする?ナオキ、何が得意なの?」 サッサと終わらせて帰りたいのだろう、テキパキとアイコが場を仕切る。 「ジャンルかぁ、ある程度なんでも書けるけどなぁ…」 ケータイをカチカチと操作しながらナオキは答えた。 「強いて言うならファンタジーかなぁ?でもファンタジーでホワイトデーっておかしくない?」 「そんなことないよ。そう思うのはナオキの想像力が矮小な証拠だよ」 グサッと胸に刺さる一言に、ナオキはちょっとだけムッとしてアイコに言い返した。 「じゃあアイコ、そこまで言うならちょっと書いてみてよ」 「いいよ、ちょっと待ってて。ファンタジーでホワイトデーね…」
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