悲劇の始まり

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結局、停電の理由も分からないまま謎のじじいも消え、家も消え、グッズも消えていった… 「あぁ…オレの嫁がぁぁ」 「ごめんね。テヘペロ」 「30過ぎたババアが図に乗るんじゃねぇよ!」 …ピキッ 本日2回目の逆鱗 それはもう…盛大なものだった… ―――― 目覚めると…オレは病院にいた 第二の逆鱗によって搬送されたみたいだが… 何故あの電球じじいが向かいにいるんだ? しかも電球が眩しくて寝れねーじゃねーか 「やいジジイ!よくもあんなことをしてくれたな!」 「わしゃ正しいことを言っただけじゃ」 「くっ…」 確かにそうだ こいつは間違ったことはしたが、間違ったことは言ってない まぁ世間ではそれを言い訳と言うんだが、まぁそれは置いといて 「お前、ホントに何者なんだよ」 「今日の晩飯分けてくれたら話してあげるぞい」 「軽っ!うちの母親の尻より軽い!」 ちなみに母はバツ4である オレは2人目の子供だとか まぁそれは置いといて… 「実は折り入って頼みがあってな…」 「ん?また電球か?」 「いや、そうじゃないんじゃ…」 「?じゃあ、いったい何だよ?」 「実は…」 ええと… ジジイの話が思った以上に長くて… えっと…とりあえずまとめると… オランダの北の方にある立ち入り禁止の洞穴があって、その洞穴の中には地球上とはまた違う、別の世界が繰り広げられているんだとか… んで、その穴に入るには、何だか資格がいるんだって 何の資格かは知らないが、オレにはその資格があるらしい そして、その異世界では魔王が独裁政治を敷いていて、その圧倒的支配力に皆がひれ伏し、逆らう者がいないらしい で、その世界より全てのステータスが基本10倍の人間に魔王を倒して欲しいらしい だから、オレにアプローチしてきたんだと 「…それ本当か?」 「オフコース」 「マジで?」 「of course!」 「really?」 「sure!」 こんなやり取りが2時間続いたのは孫の孫、そしてその孫まで秘密 言った奴はオレのアニソンメドレー ~炎のエンドレスWAY~ 180時間verを終わるまで聞かすからな
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