第零章

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生徒が着席するのを確認した女性教師は、 「んじゃ、今日の授業なんだけどサ、アイツがミスったせいで紅飛龍の胃液が集まらなかったんだよネ。 だから今日は内容変更して簡単☆魔王の殺り方をヤるから教科書だしナー。」 教科書とか持って来てないぞ、なんて声が教室のあちこちから挙がる。 これがこの世界の日常風景。 ん?おかしいって? 残念。この世界ではこれが当たり前。ここは地球とよく似た別世界。 申し遅れた、僕、これでも勇者見習いです。
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