第12話 ゲームの終わり
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「そのせいで望月を不安にさせてるのも気付いてた。 だからこれ以上はもう出来ない、無理だと思って」 「こっちに呼んでくれたあの日のデートも廣瀬くんの指示?」 「え?」 「蛍も花火も全部ぜんぶ廣瀬くんの指示だったの?」 泣き出しそうだった。 キラキラと宝物みたいに仕舞っていた思い出がすべて偽物だったなんて言われてもすぐに棄てることは出来ない。 それが悔しい。
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