館へ

2/12
前へ
/23ページ
次へ
北野「そうと決まれば、今すぐ行くぞ。車とめてるから」 桜「あっ!私が運転する!」手をあげる桜。 竜崎「だめです」 桜「なんでよ!」 竜崎「まだ死にたくないですから」 桜「それどういう意味!」 北野「まあまあ二人とも・・・まあ俺も死にたくないが・・・」 桜「北野さんまで・・・」さすがの桜もあきらめたようだ。 ―車の中― 竜崎「キタノさん、推理大会について詳しく教えて下さい」首を180度に傾けながら言う竜崎。 北野「ホクノだ!・・・実は俺も詳しく知らないんだ」 竜崎「・・・キタノさん、その友達に何か秘密でもにぎられているんですか?」 北野「うっ・・・なぜそれを・・・ってホクノだ!」 竜崎「さすがキタノさん、ツッコミを忘れませんね。」笑って言う竜崎。 北野「いいから言えよ・・・」 竜崎「キタノさんが、いちいち私の探偵事務所に来て頼むなんて、今まで少ししかありませんしね。頼んでる時も、どこかそわそわしてましたし」 北野「その通りだ。嫌な秘密をにぎられててな・・・」 桜「さすが長い付き合いね~。北野さんの秘密って何なの?」 北野「いや・・・それは・・・」あきらかに北野の顔が青ざめた。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

25人が本棚に入れています
本棚に追加