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小学校。
近所のお姉ちゃん達からちやほやされていた私は明るかった。
幼なじみもいた。
男の子1人と女の子2人。
そして、年上だけど幼なじみだった女の子1人。
私はみんな大好きだった。
たくさん喧嘩もしたし、たくさん一緒に遊んで、家にきたりもした。
「つばきちゃん」
その中でも吉明君という男の子とはとても仲良しで、けれどお互いに恋愛としての好きはわからず、女の子が男の子を好きになるということはそれはもう恋人同士なのだと私たちは勝手に勘違いをしていた。
「なぁに、よっちゃん?」
吉明君のお母さんは吉明君を「よっちゃん」と呼んでいたことでわたしもいつしか彼を「よっちゃん」と呼ぶようになっていた。
「つばきちゃん・・・つばきはおれのこと、すき?」
吉明君は私をいつも呼び捨てで呼ぼうとがんばっていました。
理由はわかりませんがね・・・
「すきだよ?なんで?」
当時、コーラは子供には毒だと教わっていました。
しかしよっちゃんはそのコーラを一気に飲み干しました。
「わぁーよっちゃんすごぉーい!」
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