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「こんなの、すごくないよ!それより、つばきちゃん・・・」
照れたように笑いながらよっちゃんは私の手を掴んで、2階の私の部屋へとひっぱりました。
私はされるがままに2階へ行きました。
「んー・・っとぉ」
よっちゃんはキョロキョロします。
そして押し入れの中へ入るように促されました。
「どうしたの、よっちゃん?」
「しー・・」
よっちゃんが唇に人差し指をあてて静かにという合図をだし、私はそれに従いました。
「つばき・・おれとけっこんしよう?」
「え、けっこん?」
ヒソヒソと喋るよっちゃんにつられて私もヒソヒソと喋りました。
「どうやってするの?」
「けっこんすることをちかいますか?ってきいて、はい、ちかいますっていって、ちゅうするんだよ」
一生懸命伝えてくる彼にうなづいて、私たちはそれをその場で実行した。
「んじゃ、つばきからね?よっちゃんはつばきとけっこんすることをちかいますか?」
「ちかいます。つばきちゃんはおれとけっこんすることをちかいますか?」
「ちかいます」
よっちゃんは軽くうなづいた。
「め、とじて?」
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