始まり

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「。…?」 …目が覚めた。 『何で今ごろ、あんな夢見たんだろ…』 そこへ 「起きた~?音色!」 突然顔を出す親友の凛。 「うわっ!ビックリするじゃん!」 凛とは2歳位から現在に至る高校2年までずっと一緒の学校に通っている家族のような親友だ。 それともう1人彩女も小学校からの親友で3人同じ高校に入ったのである。 凛「ねぇ!音色バンド演ろう!」 私「はぁ?またあんたってば突然何を?」 凛「違うの!聞いてよ~昨日さぁママとお婆ちゃん家に行ってたのよ~」 私「んで?」 凛「ヒマだったからママの使ってた部屋とかママの姉やら妹が使ってた部屋を漁ってたら押入れからベースが出てきたのよ!」 私「んで?」 凛「ママに聞いたらママのお姉さんがプリプリのコピーバンド演ってたらしくて、その時に使ってたやつだったのよ。」 私「プリプリ?」 そこへ彩女がやって来た。 彩女「プリプリってダイヤモンドとか歌ってるガールズバンドだよね?」 凛「お~彩女!その通り!で、CDもあったから聴いてみたらこれが意外とイケテるんよ!」 私「。……」 凛「ちょっと!あんた寝てないで聴いてよ!」
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