2 先生は中学生!?

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(そこで昼寝をしたら絶対きもちいだろうな・・・) 昼寝が大好物といっても過言じゃない時雨にとっては、ここは丁度いい昼寝スポットだ。 (ほかにもいい場所があるかも知れないな) 趣旨は違うが学園に来て良かったと思う。 そういう所は叔父さんに感謝をしよう。 時雨はほのぼのとした気持ちで案内人を待っていた。 実は、元から時雨には入学させるつもりだった叔父さんが、学園に昼寝スポットをいくつも作った。 という話が、時雨の耳に入るのはもう少し先の話である。 -15分後- 「わりぃ、ちょっと待たせたな。」 ベンチに寝転がりながら太陽の日差しを浴びていると、ついウトウトしてしまったようだ。 「んーー・・・・ん??」 ナゾの声で目を覚まし 声のする方に眠い目をあけると 迎えに来たのは、中学生でした。 「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・。」 「なんだお前、寝ぼけているのか?」 状況がつかめずに中学生をじっと見ながら黙っていると、中学生が訝しげに聞いてきた。 「そうかもしれない・・・・ちょっと聞くけど、アンタがここの案内役なのか?」 「そうだが?何か問題でもあんのか??」 「いや・・・特に無い。」 「ふぅーん・・・ならいい、行くぞ。」 ――スタスタスタ 「・・・・・・・・・・・。」 興味が無いのか、理由を聞かずに先に歩いて行ってしまった。 俺も周りよりかは幾分小さいが(165cm)、中学生はそれより10センチ以上低く ランドセルを背負ったら、小学生でもイケルと俺は思う。 それに、肌が白くて目が大きいな・・・ しかも、まつげが・・・ばっさぁ・・・ 女装したら、完璧女になれんじゃね? しかしここは高等部で男子校だ。 彼の年はきっと同い年ぐらいなんだろう。 (見た目詐欺にもほどがあるだろ・・・) そんな事を思いながら俺は中学生の後に続いて歩いていると。 「お前、理事長の甥っていうのは本当か?」 中学生が話しかけてきた。
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