1 最後の切り札

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日本のどこかにある大きな森の奥深くに、一つの学園がありました。 その学園はとても広く、その敷地には 幼稚舎から大学院まであり、文武両道の名の元に幅広い分野の生徒が在籍しています。 そこを卒業すれば出世間違いなし!! とまで言われている。 そんな学園の名前は 『四劉院学園シリュウイン ガクエン』 ホモォ・・ごほんっ!その手の人たちには有名すぎる男子高です。 生徒で学園をよりよいものに築き 生徒で学園を変えていく そんな学園目標を持って、今まで多くの人間たちを世に送って行きました。 学園の中でも、特に高等部は、幼稚舎からの持ち上がりも多いのか 生徒会と風紀委員のうまくつりあったバランスで保たれ、生徒間で特に目立った事件は起きませんでした。 生徒間も仲がよく、笑いが絶えない・・・そんな学園でした。 こんな状態がずっと卒業まで続くのだと、みんなが思っていた。 だが、半年前・・・突然嵐が学園にやってきた。 嵐は、今まで築き上げていった学園の『掟』をあっという間に壊していった。 ・仕事放棄をする生徒会 ・制裁にいそしむ親衛隊達 ・一般生徒を襲う、汚い奴ら そんな人間が多くなっていき、学園は壊滅状態・・・
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