第1話~その2~:真帆

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  「…本当に、好きなの?」 「……」 黙って、こくんと頷く。 は~…と、深いため息が聞こえて、そのあと、ぽんって、佳奈ちゃんの手が私の頭に置かれた。 「それじゃあ…仕方ないね…。 真帆が好きになるくらいなんだから…アイツにも、それだけの何かがあるんでしょ」 佳奈ちゃんは、複雑そうな、困ったような、そんな表情で、それでも笑って頭を撫でてくれた。 絶対、もっと、すごく反対されると思ってた。 だから、嬉しくて、 「佳奈ちゃん、ありがとう」 .
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