第1話~その2~:真帆

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  「で、なんでアイツがいいの」 パッと手を放すと、佳奈ちゃんはマジマジと私の顔を覗きこんだ。 「あ、え…と……それは…」  キーンコーン…… 絶妙のタイミングで、昼休みの終了を告げる予鈴が鳴る。 「そ、それは、また今度ね!」 少しだけほっとして、私はお弁当を急いでかたずけはじめる。 「ちょ、真帆!?」 だって…たぶん、呆れられちゃうもん…。 .
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