眠り

2/8
3人が本棚に入れています
本棚に追加
/16ページ
3102年‐日本‐ 「諦めるな!我が日本は滅びん」 暗い夜の海で爆撃音が響いた。 「本艦ダメージ大!エネルギー残りわずかデス!」 「なに!?」 「もうもちません!」 大きな戦艦は暗い海を照らすように真っ赤に火を上げていた。 「あれを準備しろ」 「艦長!あれは本艦自体も破損してしまいます!」 「かまわん!富士丸が沈もうが日本は滅ばん!」 「大粒子電撃砲準備完了!」 「日本万歳!うてー!!」 「日本万歳!」 その瞬間辺りは光に包まれた。 富士丸による、超巨大ビームの光が辺りを照らしたからである。 電撃砲は敵国であるサームン王国の戦艦を捕らえた。 しかしサームン王国の戦艦は沈むことはなかった。 むしろ無傷だった。分厚い装甲と特殊なバリアが戦艦をおおったからだ。 富士丸はその出来事をしることなく沈んでいった。
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!