春、出会いの季節

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『で、どうしたんだ?』 俺は一つの疑問をなげかけた。 「え?暇だったから」 殺意を覚える理由が帰ってきた 『そんな理由で起こしたのか?』 「そうだよ?」 調味料風情が 俺の安眠を邪魔するとは 『じゃあ、ゲームでもすっか?』 「楽しくない」 『じゃあ、外に行こうか』 「暑い」 コイツ 『じゃあ、調味料になりきるか』 「よし、来た!かかってこーい」 殺意が沸いたよ ちょっと仕返ししてやろう 『じゃあ、なんか買ってきてくれよ』 「えー。やだ」 『50円あげるからよ』 「やだ」 フッおれには秘策があるんだよ 『聞いて驚け!!この50円はな表の模様が裏に裏の模様が表にある幻の50円なんだよ質屋に出せば五万円にはなるぞ』 いわゆるただの50円である 五万円になんかならない しかしこのバカは 「行ってきます。軍曹」 引っ掛かってくれた 誰が軍曹だバカ 「何を買ってきましょう」 『任せるわ』 バカは旅に出た
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