浮気=時間潰し
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男から甘ったるい香水の香りがゆっくり私に届いた。 そのフルーツが熟したような香りと店内の油の臭いとが混じり合って、 レモン酎ハイ1杯で吐きそうになる。 「俺いくつだと思う?」 「えー、うーん…30より若い…かな?」 「おっ、28だよ。君は?」 「23。若いでしょ?」 「うん。若い! じゃ乾杯」 「カンパイ!」 ジョッキの口をキンと鳴らす。 その音は何かのゴングのように店内に響き渡った。
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