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「ダンです!」
「フランだ」
「こんな感じで、冒頭は俺と物語の中心になる使い魔の話が入ります!」
「ダンとは九年前に出会ったのだぞ」
「俺が六歳の時だな」
「それで、ダンの一人称が違うのだな」
「それは、まあ、六歳だからな」
「……ダン、元々少しでも普通に見られようと意識して俺って言い始めただろうが。それと、これは本編のちょっとした複線にもなるんだよな」
「俺とトランのことだろ? だったら本編で書けよって感じだけどな……」
「いいではないか。番外編を読んでくれた者だけの特典だ」
「ははっ、そうだな」
「私とダンの大切な思い出だ。決して、私の中で色褪せることのない日々の始まり」
「俺とフランのプロローグみたいなものだ」
「ふふっ、そうだな。あの日は……」
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