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「私達に限ってそれはないよ!!」
「え~!面白くないなぁ。もう付き合っちゃえば?」
え…。
それは…。
「それは」
できないよ、と言おうとした時だった。
「それはできないんだよ。」
晴希だった。
同じことを…。やっぱり、そうだよね。
「え~?何で?」
柚希は心底不思議そうだ。
「晴希と梨華ってホントに仲いいから恋人同士だ、って思ってる人もいるよ。」
そうなんだ…。そう見えちゃうのかな。
でもね、
「でも、幼なじみってそういうもんなの。…特に私達は、ね。」
無理なの。
「う~ん……。」
柚希はまだ納得いかない、って表情だ。
「ほら、もう着替えにいこ。次、体育でしょ。」
私が言うと柚希ははっとした。
「そうだった!優羽、ゴムかして!」
「はいはい。」
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