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周りの友人も同じような音楽を好んでいたが、ロックに走ることは無かった。
その時はロックよりも熱くなれるものがあったから。
バスケとアートに燃えた高校時代、学校でバスケをやり、画塾でデッサンをひたすら重ねる。
夢に向かい、汗を流す日々を充実していた。
そして夢叶い芸術大学に入れた。
そこで二つの運命の出会いが俺を待っていた。
アートとバンドに燃えていたクラスメイトの友人と、一枚のアルバム。
友人は主にミナミでライヴを重ね、よく見に行くようになった。
ちょうどその頃、地元の友人が一枚のアルバムを持ってやって来た。
それはアメリカのとあるバンドの作品、ジャケットに写る中年オヤジの楽しそうな顔、中身も素晴らしかった。
将来、こういうオヤジになりたいな、と地元の友人達とバンドを組むことになった。
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