7人が本棚に入れています
本棚に追加
「では、これでホームルームを終わる。」
「気をつけ、礼」
郁恵ちゃんは右斜め前の前か。
遠くもないけど、気軽に話せる距離でもないな。
てか、郁恵ちゃんは小学5年の出来事は覚えているのだろうか?
さすがに忘れてるかもな。
でも、俺はあの時めちゃくちゃ救われたし、郁恵ちゃんだって…。
そもそも郁恵ちゃんはあの時何で話しかけてくれたんだ?
俺に一目惚れして…。
いや、ないない。
きっとあの時の俺の絶望した顔を見て似た者同士だと思ったからとか。
それはそれで…。
最初のコメントを投稿しよう!