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「おい貴明。さっきから逢沢さんの姿見て、真剣な顔したりニヤニヤしたり気持ち悪いぞ。」
「んっ?寛人いたのか。お前はいつも気持ち悪いぞ。」
コツン、コツン…。
「クスッ。二人とも相変わらず仲がいいのね。」
目の前にはポニーテールの髪で低い身長の女の子が立っていた。
「明里おはよう。」
「おはよう、貴明君。」
「よっよぉ、岩崎。」
「おはよう、谷川君。」
この女(岩崎明里いわさきあかり)は高校1年のクラスが同じで仲がいい女友達の一人。
「それにしても、寛人は明里にどんだけ緊張してるんだか…。もう告白しちゃえよ。」
「バカ言うな。まだ早い。」
寛人は女好きでちょっとチャラいけど、本当に明里に対しては一途だと思う。
「ははっ、一生無理だ。」
「ちくしょー、見てろよ。」
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