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「でもね、その人のこと信じたかったの。彼がそんなことするはずないって。それくらい好きだったの。」
「…。」
絵里ごめん…。
僕は握っていた手を全力で引っ張った。
そして、彼女が倒れ込んでくるのを精一杯抱き締めた。
ぎゅっ。
もうずっとこのままでいたい。
結局10分くらい彼女が泣き止むまで抱き合ったままで過ごした。
「あたしのせいでママとパパもケンカしちゃった。居場所ないって怖いね。」
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