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―――癒の国 ギルド いやー、上手いこと近くの森に飛んでたんだな、俺。 徒歩10分って・・・ 「大きい、綺麗」 ミャオ、目玉飛び出る勢いで見開いてるし。 「なんだい?うちのギルドに用かい?」 「ぎゃっ!!あ、気付かなかった。すみません。はい。ギルドに入りたいのですが。」 全く気配無かった。 気付けなかった。 ミャオはまだ固まってるし。 「とりあえず、中にはいんな。」 ――― 「で、なんだいあんた達。この国のモンじゃないだろ?気が違う。」 すげぇ。 「私達、ロワン国の者。逃げてきた。学校行きたい。お金ためないと行けない。入れてください。」 おお!!こんなに長く話すなんて!ミャオできるじゃないか!! 「訳ありか?」 「はい。俺は小さい頃から牢獄に、彼女は奴隷でした。」 云々かんぬん。 「・・・なので、このギルドに入らせて下さい。」
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