2/7
前へ
/68ページ
次へ
どれぐらい時はたったのだろう。 僕は牢獄に入れられている。 いつからかは分からない。 でも、僕の記憶は全てこの牢で埋め尽くされている。 母親なんて知らない。 僕が知っている人は 奴隷として扱われている女の子 だけ。 時々防衛官長と衛兵がくる。 何度も脱獄しようとした。 でも、魔封器を手足に付けられ鎖も繋がれている。 最初は首の魔封器だけだった。 脱獄を繰り返した結果こうなった。 僕はここから一生出られない。 それは僕が“最強”だからだそうだ。
/68ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3人が本棚に入れています
本棚に追加