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「ったく、もういいか?俺には他にも職務があるんだ。ほら、いくぞ」 「はっ」 やっと行った。 僕はこいつらの来る時は一点を見つめて絶対反応しない。 恰も死んでるかのようにみせるんだ。 昔、助けてくれると思って叫びまくったら折檻といってボコボコにされた。 けど、あいつらが帰った後、僕を見た奴隷の子が泣きながら治療してくれた。少ない魔力で。牢の隙間から。 それから仲良くなった。 ---ギィィィ 「お昼御飯」 ほら、来た。 「いつもありがとう。」 「いい。これが私の仕事。」 といっても、毎回人の目を盗んで少し多めにも持ってきてくれる。 彼女曰く“次また暴力振るわれたら死んじゃうかも”だそうだ。 「早く食べて」 なぜか片言なんだ
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