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---バコォォーーン ふうぅぅぅ 「大丈夫。もう大丈夫。」 俺は彼女に布を被せた。 「安心して。俺が、守ってやる。復讐してやる。今までありがとう。お礼をさせてくれ。」 「・・・・え?」 驚いてる。 あぁ、そういえば名前を聞かないと。 「君さ、なんて名前なの?」 「なんだあの音は!!」 「あぁ!!ヤバイ。ケインが脱獄している。早く当主と国王に連絡を!!」 くそ。思ったより到着が早かったな。 地下門の門番達か。 「名前は後。逃げるよ。捕まって。」 呪文なんて知らない。 言霊なんて知らない。 俺は願う。 この国から遠い森へ。 「あぁ!逃走してしまう。」 「「幽閉せよprison」」 「じゃぁな」
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