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「シュッ、シュッ、シュッ」
それでもミツオはかまわずに、次々手かずを増やしていく。
思うようにヒットしないことに、いらついてきたのだろうか。
じょじょにパンチがおおぶりになってきた。
そんなようすをヒトシは足をつかいながら、冷静に見ていたらしい。
距離をわずかにつめていく。
このあたりは、さすがにキャリアがものをいう。
たがいのパンチがあたるかあたらないかの微妙なラインは刻一刻と変化してくのだ。
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