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ブロロロ・・・
桜並木の中、車が走る。
その中にいるのは僕、蒼空乃薫15。
そして今日男子校の桜宮学園に入学する。
外をみると同じ一年生達が嬉しそうにあるいていた。皆期待で満ちあふれているのだろう。それに引き換え、僕は何の期待もなかった。高校に行っても僕の進路は決まっている。会社の跡継ぎになることだ。そして大学もすでに卒業済みだ。そんな僕が高校にいっても無駄だと言うことだ。
はっきり言ってめんどくさい。
「ついたわ。」
薫「はい、母さま。」
考えているうちにどうやらついたようだ。
車から降りて母にお別れを言いクラス表を見に行った。
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