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因みに作者は入学式に遅刻し、式の途中に注目を浴びながら席に着いたという武勇伝がある。
俺には真似できないね。
「……体育館裏行くか」
俺は式が終わるまで体育館の裏で時間を潰すことにした。みんなが移動する時に何気ない顔で列に紛れ込めばいいしね。
因みに俺はC組だった。まだ掲示板にクラス表はってあって助かったわ。
◇◇◇明日奈side
『これで入学式を終わります』
校長の閉式の言葉で入学式は終わった。新入生の私たちは、自分のクラスの担任の後について自分たちの教室へ移動する。
◇◇◇
「初めまして諸君。私が1年C組の担任、篠宮詩織だ。1年間よろしくな」
今私たちのクラス、1年C組ではホームルームが始まり、担任の先生が自己紹介をしていた。
私は窓際の空席を見つめる。
やっぱり、あのバカはまだ学校に来ていない。
もう殺すしかないわね。
「それじゃあ、みんなにも自己紹介をしてもらおうか。出席番号順に一人ずつ前に出てやってくれ」
バカをどう殺すか考えていると、自己紹介が始まった。
◇◇◇和真side
「やっべ、トイレに寄ったら思ったより時間食っちまった」
俺は式が終わり教室に向かう途中、ずっと我慢していた尿意が限界に達したためトイレに寄っていた。
「急いで教室に行かn………」
ここで俺は重大な事に気が付いた。
「………教室、どこ?」
そう、俺は教室の場所を把握していなかった。
◇◇◇蓮side
「………やっちまった」
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