父上様とご対面!?

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ライの胸の中にいると、ふわふわして。 だんだん眠くなってくる。 「なんだ、菜乃香。眠るのか?」 ライの声が小さくなっていく。 ライ… あたしは… ライとずっと一緒にいたいよ。 こうやって、ずっとライの側にいたいよ。 でも。 あたしはやっぱり、魔界には行けない。 ママや大切な友達がいるもの。 でも、それはライも同じでしょ? あたしが人間の世界にいたいと思うのと同じように、ライは魔界で王様になりたいと思ってる。 越えられない壁。 でも、ライが好き。 一緒にいたい。 ねえ、あたし、どうしたらいい? あたしはライの胸の中で眠りに落ちた。 今は、何も考えたくない。 ただ、ライのぬくもりだけを感じていたい。 そう思った。
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