幼なじみの小悪魔ちゃん

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ピピピピピピピピ! 目覚まし時計が鳴り響く。 朝だ。 窓から差し込んだ太陽の光が目にしみる。 頭がぼーっとする。 そうだ、あたし、昨日ライに抱きついたまま眠っちゃったんだっけ。 ライの胸の中、とっても気持ちよかったなあ… …って。 ライは!? あたしは飛び起きた。 だけど、そこはあたしのベッドの上で、ライの姿はなかった。 布団が足に絡まっている。 あれ? あたしは魔女の服から、いつの間にかパジャマに戻っていて。 髪の毛だって、ポニーテールじゃなくて普通に下ろしてある。 だけど、あたしの腕にはブラックスカルのブレスレットと、昨日魔界でライに買ってもらった紅色のヘアゴムがはめられていた。 魔界へ行ったこと、やっぱり夢じゃないんだ。 そう思いながら、あたしはベッドを降りた。 それにしてもライはどこへ? 昨日、しばらく人間界にいるって言ってたのに、もう魔界へ帰っちゃったのかな? すると、ママの声が聞こえた。 「菜乃香ー?ご飯できたわよー!」 あ、今日学校だった! もたもたしてられない! 「はーい!」 あたしはパジャマのままリビングへ向かった。 しかし、リビングには、ありえない光景が。
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