幼なじみの小悪魔ちゃん

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なんなのよ、この体勢。 ライの変態!エッチ! 「てゆーか、ライ!ほらここ、見てよ!ライが血を吸ったときに付いたの。今日みーちゃんに散々からかわれたんだからねー!」 苦し紛れに、あたしはキスマークの付いた右側の首筋をライに見せつけた。 それを見たライは「へえ」と目を丸くした。 だけど。 「じゃあ、左側にも付けてやろうか?」 深紅の瞳がギラリと光って。 逆効果!! 「ちょ…やめてよ!」 「なんだ。もっと跡つけてほしいから見せてきたんじゃないのか?」 「そ、そんなわけないでしょ!」 慌てるあたしを見て、ライはくすくすと笑ってる。 「意地を張るな。今度はもっと強く吸ってやる。一生消えないくらいにな。」 ライの整った顔が近づく。 わ、わ、わあああ! あんた、昨日吸ったばっかりでしょー!? あたしは咄嗟に目を閉じた。 ところが。 ライはぴたりと動きを止めて、あたしの隣にバサッと寝そべった。 …? 「今は眠いから吸血する気分ではない。」 な、なんなのよ! あたしはライの気まぐれにいつも振り回される。
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