幼なじみの小悪魔ちゃん

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ママはたくさんの買い物袋を手に持って、キッチンにあるテーブルの上に置いているところだった。 すると。 「これ、ここに運べばいいのか?」 ライが床に置いてあった残りの買い物袋を運びだす。 「まあ、ライ君ありがとう!優しいのね~!」 あんたはどこの紳士ですか。 いつもは意地悪変態野郎のくせして! ママってば、めちゃくちゃ感激してるし。 すると、ママがいきなりとんでもない提案をした。 「そうだ、ライ君!お夕飯ここで食べていきなさいよ。今日はお好み焼きなのよ~!」 「礼を言う。」 ええええええええ! ライ、なんであんたも納得してんのよ! 「決まりね!3人でお好み焼きよ~!」 って、子どもみたいにはしゃぐママ。 う…。ライがどんどんあたしの家に馴染んでいく… 実に違和感… でも。 嬉しそうに笑うママを見て、あたしもなんだかとても嬉しくなった。 ま、いっか! なんだかよくわからないけど、今夜はお好み焼きパーティーが開催された。
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