幼なじみの小悪魔ちゃん

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ママはお酒弱いから、普段はあんまり飲まない。 でも、冷蔵庫にはなぜかいつもお酒が入ってて、テンションが上がるとノリノリで取り出してくる。 「ライ君も飲む?」 って、ちょっとママ!! なにライに勧めてるの!? いったいライのこと何才だと思ってるんだ。まあ、実際には1000才なんだけどさ… 「酒は、血の次に大好物だ。」 ライがママに聞こえないようにあたしに耳打ちしてくる。 そ、そうなの?てゆーか、魔界にもお酒あるんだね。 「さ、ライ君どうぞ!」 ママがライのグラスにビールを注ぐ。 ライも、ちゃっかりとママのグラスにビールを注ぎ返した。 あたしは未成年なのでお酒は飲めない。代わりにサイダーにした。 「改めてカンパーイ!」 こんな生き生きとしたママ、久々に見たかも。 嬉しかった。 その直後、ライがグラスのビールを一気に飲み干した。 は、早っ! 一瞬にしてビールがなくなった。それを見てママもびっくりしてる。 「ん?なんだこれは。本当に酒か?」 な… 今日発覚したこと。 ライは性欲(吸血欲)も 強いけど、お酒も強かった…。
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