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ライの顔が真上にくる。
赤く染まった頬。
ちょっと腫れてる唇。
ライのフェロモンが通常の2割増し。
これは、マズイ…
「ライ、どいて。」
「やだ。」
ちょっと…
なによ、子どもみたいな言い方して…
と、そのとき、ライの右手があたしの顔に近づいてきた。
え…?
あたしは咄嗟に目をつぶる。
すると、頭に柔らかい感触が。
そっと目を開けると、ライがあたしの頭を撫でていた。
「菜乃香、かわいい。」
!?
今、なんと!?
あたしは耳を疑った。
ライは目をとろんとさせて。
「菜乃香、俺の頭も撫でて?」
え…
えええええええええ!!?
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