公認カップル!?

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すると、ライの動きがぴたりと止まった。 「あいにくだが、俺が吸血するのは夜だ。昼間は魔力が足りないから余計な体力を使う。」 ライはあたしの耳から離れると、真正面から見つめてきて。 「期待したか?」 って、優しく微笑んだ。 その笑顔、反則だってば。 「これをお前に渡しておく。」 ? 左の手首に何かが当たった。 「なにこれ?」 見ると、左手にブレスレットがはめられていた。 ブラックとクリスタルのストーンで作られたそれは、キラキラと光ってる。 真ん中には、小さなドクロの形をしたストーンもくっついていた。 あ、よく見るとこれ、ライの首に架かってるアクセサリーと同じ素材だ。 「かわいいー。これ、くれるの?」 「ああ。気に入ったか?」 「ありがとう。でも、このドクロはちょっと怖い。」 「わがままを言うな。ブラックスカルはブラスト家の紋章だ。」 ええー! ブラスト家って、ライの家で、魔界で一番偉いとかいう… お、おそろしい… 「俺が作った。」 「ライが?すごい。」 「それは俺の魔力が宿ってる。お前は俺のものだという印だ。」 な、なによそれ!
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