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そーっと、そーっと。
あたしの指がライの頬に触れようとした瞬間。
ガシッ。
布団の中から伸びた腕が、あたしの手首を捕まえた。
ひいいいいいいいい!!!!
「寝ているところを襲うとは、いい度胸だな。」
俺様王子のお目覚めです。
「ご、ごめん、つい…」
「つい?」
「ライの肌、その…きれいだからちょっと触ってみたいなあーとか思っちゃったりして…あはははは…」
「へーえ。」
ライはニヤリと笑った。
うわあ。
この顔、絶対何か企んでる。
「もっと触っていいぞ。」
え…
「その代わり…」
ライは一気に体を起こして、あたしの上に覆いかぶさった。
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