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「俺にも触らせろ。」
ライはあたしの耳元で囁くと、左側の首筋をゆっくりと舐めた。
「ひゃわああ!!」
ぞくぞくする!
「はあ…もっと色っぽい声出せないのか、お前は。」
ななななんなのよいきなり!!
「や、やめなさいよ!」
「お前だって、俺のこと触っただろう?」
ちょっとだけじゃない!
それに、ライはいつもあたしにエッチなことばっかするじゃん。
「菜乃香は首と耳が弱いな。」
ライは小さく笑ってさらに首筋を攻める。
鎖骨から左耳の下にかけて、ライの舌がゆっくりと移動する。
「やっ…」
両手首をがっちりと押さえられているから、抵抗できない。
「”いや”、じゃない、”いい”、だろ?」
「そ、そんなわけ、ない…」
「ふうん。じゃあ、もっとしてやる。」
そう言って、今度は右側の首筋を舐められた。
ライに舐められたところ全部が熱い。
心臓がバクバクして、息ができないよ。
「右と左、どっちが気持ちいい?」
「そんなのわからな…」
ライはクスクスと優しく笑った。
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