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「わ、わかった!言えばいいんでしょ!もう!」
「それでいい。」
ライは勝ち誇ったような笑みを浮かべた。
悔しい!
「だ、だからね、あのー…ライがあたしに飽きて、他の女の子の血を吸いに行っちゃったのかと思ってたの。」
わああ。
これじゃ、あたし、ヤキモチやいてるのばればれだよ。
恥ずかしい。
あたしの言葉を聞いたライは、あたしの顔をまじまじと見てきて。
「へーえ。」
クスクスと面白そうに笑った。
なによ、バカにして。
「お前、それ、本気でそう思っているのか?俺がお前意外の人間の女を吸血したと。」
え…
「本気で思っているなら、お前は相当頭が弱いな。」
むかっ!
な、なによその言い方ー!
ひどい言われ方に、あたしは顔をしかめた。
すると、
「俺はお前意外の血には興味がない。」
そう言って、ライはあたしに近寄った。
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