プロローグ

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今から5年前 真っ白に光る銀世界 そこに、一人の男が足下を見つめながら立っていた… そして、その足下には一人の女性が横たわっている。 「これで、終りだ……、いや、最後の仕上げが残っているな。そうなると、ここからが始まりになるのか…」 男はそう呟きながら、真っ白な雪を掘り出す 吐く息がとても白い。 おそらく今日は-5度以上の寒さはあるだろう 2mほどの深さの穴を掘り、そこに横たわっていた女性を埋める。 2月の身も凍るような寒さの出来事だった… そして、それから5年の月日が経つ……
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