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「臭すぎるんだよ……臭すぎるから、その匂いを外に逃がすために、窓を開けたんだろ?」
「おぉ、よく分かったな、さすが智久!俺のことをよくわかってらっしゃる」
「……友達だからな」
「足りないな。一生の、が」修一は「臭い奴はトイレに消えるわ。一番心配してたのは――」と吐き捨ててトイレに駆け込んだ。
首を傾げる智久。隣には、涙で目をはらした友香が立っている。
――あとはお2人で、ってことか。あいつ、種を蒔くだけ蒔いて逃げるとか、最低な奴。俺、こういうシチュエーション、苦手なんだ。
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