蝉の声
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必死に化粧室の扉をあけると、 そこには… …猛がいた…。 「喘息なのか!?大丈夫か!?」 猛が私に触れる。 ばっと、その手を振り払ったが独りで歩けない。 「雅を呼んでくる!!」 と、猛の言葉に声にならない声と首をふり必死に抵抗した。 義母に叱られると、沙羅が悲しそうに私にすりよる… あんな思いさせたくない 猛はいきなり私を抱き抱えた、
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