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2012年6月2日
土曜日の朝、起きてからもしばらくベッドでゴロゴロ過ごす。
小学校、中学校、高校。
学生時代の遠足や、修学旅行の話をした。
私はあまり覚えていなくて、記憶を辿るのも難しいくらい…。
でも彼はよく覚えていて、しばらく2人で思い出話を楽しんだ。
でも、思い出話をすると登場するのが思い出の人。
そのうち話は、思い出の人のことに。
過去の人の話になると、聞きたい反面、ちょっとヤキモチ。
彼の話を聞きながら、握っている手に少し力を込めてやりたくなる。
可愛い人、愛しい人、私のダンナ様。
今度は私の話す順番になって、何の気なしに話していると、ふいにふざけて抱きしめられた。
きつく、きつく。
彼も同じ。
ヤキモチは同じ。
ふざけ合いながら、相手との密着度を高めながら、この人は自分のモノだと主張するのだ。
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